構造現わし
古い日本の民家は構造材現わしとなり、木目や木の香り、柱梁の構成による空間美など日本人の五感に響く建物として風雪に耐え現代までその姿を伝えています。建物を支える柱・梁は現わしになっていることで室内の環境に順応し、呼吸することで健康を保ってきました。また、長い年月の間に生じる不具合(腐朽、蟻害など)は構造材が現わしとなっていることで早期発見が可能となり、大きなダメージを被る前に適切な修理がなされ住継がれてきた結果ともいえます。
j.Podは可能な限り構造材を現しで計画をすることを基本としているため、住まわれる方が日常生活の中で日々点検していただける状態をこころがけています。
・外張断熱(温熱性能)
次世代省エネ基準(省エネルギー対策等級4)に準じた断熱性能(外張断熱、基礎断熱)を基準性能としています。建物の外面を断熱材で覆うことにより構造現わしの快適な室内環境を確保します。小屋裏、床下など、従来はあまり利用されていなかった空間も室内環境と同じ環境となるため収納部として有効に活用が可能となります。また、小屋裏、床下部分の配管等を露出形式にすることで点検、修理も容易に行えるようになります。
(関係法令により利用可能な範囲の制限があります。)